結束バンドというと、1940年代にアメリカ合衆国で考案された電気工事用品です。バンドの裏面にトラッキングという小刻みの凹凸が備わっており、これが噛み合わさることでバンドはしっかりと固定されます。一度締めると緩むことがなく、屋外の電気配線を束ねるのに役立つ性質を持っているのが特徴です。昨今では家庭用品としても使用されており、ガーデニング用の支柱を固定するのにも使用されている方もいらっしゃることでしょう。

日本でも数多くのメーカーが結束バンドを製造していますが、2001年にタイラントロック式という画期的な結束バンドが販売されて広く普及をしています。タイラントロック式とは、バンドにバックルが備わっていてナットでしっかりと締め付けられるのが特徴です。主にメガソーラーパネルや建材・足場の固定に使用される業務用のバンドとなっており、一般量販店で買い求めることはできません。しかし、ECサイトでは1本2980円前後で販売されているので、これを利用すれば個人でも入手可能です。

タイラントロック式はこれまでの結束バンドとは大きく異なり、ステンレス製で何度でも再使用ができるという特徴を持っています。足場の組み立ての場合だと、1本で100kgまで荷重を掛けられるため少ない本数のバンドで組み立てて迅速に設置をすることが可能です。バックルで強度を増すこともでき、今後は建設現場等で大活躍するアイテムとなっていくことでしょう。

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