一度締めると決して緩むことがないバンドと聞いて、多くの方が結束バンドをイメージなさることでしょう。それほど今ではこのバンドは市民権を得たアイテムとなっており、さまざまな現場で活躍しています。家庭であればキッチン用品に用いてフックにしたり、園芸用の固定バンドにも使います。このアイテムはもともとは電気工事現場で使用されていて、電気配線を束ねるのに使用したものです。

一度締めると緩まないのは、バンドの裏側に凹凸があって一方向にしか動かせないからです。現在ではソーラーパネルの設置工事でも、結束バンドが使われるようになりました。以前は土台とソーラーパネルを溶接して固定をしていましたが、この方法だとパネルを取り替える時に土台まで新たに設置をしないといけません。それだけコストも余分にかかるので敬遠されたというわけです。

さらに定期的なメンテナンスもソーラーパネルでは必要不可欠であり、扱いやすい結束バンドに脚光が集まりました。ソーラーパネルに使用する結束バンドは、一般的な塩化ビニール製ではありません。専用の「タイラントバンド」というもので、1本で約50kgまで支えられる非常に優れた耐久性も誇っています。さらに、このバンドには凹凸がないので何度でも繰り返し使用できるという良さもあります。

ステンレス素材のバンドでボルトを締めてパネルと土台を固定するので、しっかりと支えられるだけでなく、パネルのメンテナンスもしやすいです。

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